空調服を購入するなら日本製を選ぼう

日本では、さまざまなメーカーから空調服が販売されていますが、それらは国内で製造されているとは限りません。もしも、安心できる快適な空調服を手に入れたいのなら、外国製ではなく日本製を購入することを考えましょう。

やはり、日本の品質管理は、世界の中でも高いほうなので、きちんと選べばクオリティの高い空調服を手に入れられます。

空調服のメリット

エアコンなどの空調がある快適な空間で作業を行うのなら、普通の作業着を選択してしまっても構いません。通気性がよい作業服はたくさんあるので、適切な温度の中ならば、仕事の邪魔になることはないでしょう。しかし、野外などの温度も湿度も高いような場所では、普通の作業着を選んでしまうと後悔するかもしれません。

やはり、危険から身を守るために作られている作業服が多いので、過酷な環境下では、通気性がほとんど役に立たないケースがあるからです。だからといって、通気性に特化した作業服では、耐久性がおろそかになり、安全性が犠牲になってしまう可能性があります。

もしも、通気性と耐久性の両方で満足したいのなら、空調服という作業着を選択しましょう。空調服はファンがついている作業服のことで、内側の空気の循環を強制的に行ってくれるため、通気性だけを考えるなら満点だといえます。

つまり、耐久性の高い空調服を選定すれば、通気性と耐久性の両方で満足できます。

安物には注意すること

空調服は作業着にファンをくっつけるだけでよいため、複雑な作りだとはいえず、日本では聞いたことがないようなメーカーでも製造と販売を行っています。

そのため、大手のネットショップを見て、海外製の安い空調服の購入を考えている場合もあるでしょう。参考→扇風機付き作業着

しかし、そのような製品の中には徹底的にコストを削って、無理矢理に安い値段で販売されている空調服もあります。それでは、満足できる結果を得られるか分からないので、安物を購入するときには注意が必要になります。

もしも、安物を購入する予定なら、ネットショップなどにあるレビューを、きちんと確認しましょう。特に、壊れやすさは安物の宿命なので、どのくらいで故障したり破れたりしたのか、レビューでチェックすることをおすすめします。

ただし、レビューには販売するメーカーが、自作自演で評価した文章が掲載されているケースもあるので、すべてを鵜呑みにするのはやめましょう。日本語がおかしいものや、個人のレビューの投稿数が少ないものは疑って、それ以外を参考にしたほうがよいです。

メリットだけではなく、デメリットも詳しく説明したレビューならば購入のときの参考にできます。なお、空調服を購入するのが初めてで、どのようなものか確かめたいのなら、安物を購入するのもおすすめできます。最初に安物で通気性の素晴らしさを試してみて、気に入ったのなら、日本製のものを改めて購入するのがよいでしょう。

いきなり、高価な日本製を購入して、使わなかったのでは勿体ないので、試しに使うには安物にもメリットが十分にあります。

バッテリーがとても大事

空調服に付いているファンを動かすためには、電力が必要なため、それを供給するためにバッテリーが付属しています。コンセントに繋ぐ必要がないので自由に動き回れますし、電池ではないのでコストパフォーマンスがよいです。

バッテリーが付属することは、メリットがとても大きいのですが、安物を買った場合はいろいろなデメリットがでてきます。まず、安物はバッテリーの劣化が早いので、ファンを動かせる時間が少しずつ減っていきます。場合によっては、劣化によってバッテリーが膨らんでくるので、危険性もあるといえるでしょう。

作業着という特性上、過酷な現場で利用することもあるでしょうから、デメリットが多い安物はおすすめしません。そのため、空調服を選定する場合は、バッテリーの品質が確かな日本製のものを選びましょう。

作業着の部分が海外製であったとしても、それほど問題はありませんが、バッテリーが海外製のものだと品質が低くトラブルが起きやすくなります。海外製のものより値段が高くても、長持ちする確率も高いので、結果的にコストパフォーマンスもよくなるでしょう。

なお、バッテリーが日本製なのは、売りの一つになるため、すぐに分かるようになっている場合が多いです。ネットショップで空調服を検索すれば、商品名に書かれているケースも多いので簡単に見つけられます。

ファンの付け替えが簡単なものを選ぼう

空調服を作業中に利用すると、ホコリや汗などで、どんどんと汚れていってしまいます。そうなった場合は、洗濯をしてキレイにする必要があるでしょう。もちろん、空調服のファンの部分は洗ってはいけないため、取り外しをして、洗濯をすることになります。そのときに、空調服を一着しか持っていないのなら、洗濯している間は、通気性の悪い作業服で我慢しなければいけません。しかし、日本製の空調服の中には、ファンが付いていない空調服を用意してくれているところもあります。つまり、ファンをそちらに付け替えるだけでよいので、いつでも快適な状況で仕事を行えるようになります

なお、たくさんのメーカーから、ファンが付属しない空調服が販売されていますが、どれでも付け替えられるというわけではありません。ファンのサイズやバッテリーの繋ぎ方など、それぞれに特徴があるので、同じメーカーのものを購入するようにしましょう。

購入してから、販売されていないことに気がついても遅いので、事前にファンを付け替えられる空調服がないか確認しておくことをおすすめします。

機能性をちゃんと確かめよう

作業着に求めるものが、通気性だけだという方はほとんどいないはずです。

そのため、日本製の空調服を購入するのなら、満足するためにも、機能性もしっかりと見るようにしましょう。例えば、ポケットの数やUVカット機能など、通気性とは関係ないものがいくつもあるので、自身が働く現場で役に立つものを選ぶ必要があります。

日本製の空調服ならば、それらの説明もきちんと記載されているはずなので、製品の詳細にはきちんと目を通しましょう。日本のメーカーが販売しているのですから、分からないことがあれば、日本語で問い合わせることも可能です。

ちなみに、風の通り道が必要なので、普段着用している作業服よりも、ワンサイズ上のものを選ぶのがよいとされています。